同調圧力と分断

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現在、世間では新型コロナウイルスの感染が拡大し、猛威を振るっているとされています。連日、大々的に感染者数が報道されています。年末年始の帰省自粛や飲食店の時短営業など、私たちは本当に混乱した状況に置かれています。

新型コロナウイルスがどうこうというより、自分で物事を観察しなくなり、自分で調べ自分の頭で考えることもしなくなり、ついには思考を完全に支配されることの方が相当恐ろしいことだと思います。

先日、2歳児がマスクを付けずに家族が飛行機が降ろされた件も、そのこと自体も異常ですが、それに対する航空会社を賞賛する意見や親の責任を問う声の多さに薄気味悪さを感じます。家族客側を叩く様子にやるせない気持ちになります。

どんな状況であれ、2歳児にマスクを着用をするのは異常だと思います。子供が野菜が嫌いなのも地べたにうんこ座りをするのも、そしてマスクをつけたがらないのも生体としての当然の反応だからです。親がいい聞かせる躾の類でもありません。ましてやこの2歳の子がわがままなわけでもありません。

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大人はいくらでもズルができます。いくらでもマスクしている風を装えます。鼻出しマスクに通気性抜群のマスク、ヒモゆるゆるの顔との隙間たっぷりマスク。それらはきっと息が苦しいからでしょう。耳が痛いからでしょう。身体にわざわざ負荷をかけることは感染症にかかる前に何かの不調が起こる可能性もあります。それでもまだ大人はそういった負荷を回避する知恵を持っています。しかし、2歳児はそうもいきません。というより、そんな不自然なことは最初からしようとしないのが普通です。

新型コロナウイルスの実態が分かってきているにも関わらず、マスク手洗い消毒など対策にもならない感染症対策ばかりが聞こえてきます。この騒動は、PCR検査ビジネス、ワクチンビジネスへと確実に移行していき、それらがある程度確率するまで収まらないかもしれません。

また先日、通勤電車ではコロナに気をつけてくださいと言われました。何をどう気を付ければ良いのでしょう。飛んでくる槍や鉄砲玉をよけるような感覚でコロナウイルスへの感染を予防しようとしているのでしょうか。こんな非科学な思考と一体どうやって対話していけばよいのでしょうか。

欧米ではスウェーデンはロックダウンをせずに他の諸国とは異なる独自の策をとりました。今もスウェーデン国内ではほとんどマスクをしていません。それでも感染症による感染者数は諸外国と比べ、突出しているわけではありません。多くの人々は、今の状況を静観していると思います。ルールを守ることも大切だと思います。ただ、そのルールは一体誰が作っているのでしょうか。今我慢することは、本当に将来より良い社会につながるのでしょうか。

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