豚足は、糖質制限を実践する上でとても便利な食材です。焼肉屋でも食べられますし、パックしたものがスーパーでも売っています。豚足は、趾骨という豚の足先の部分です。中国や台湾や東南アジアでは一般的に食されている食べ物です。足の形が露骨で、毛がたまに付いていることもあるので、グロテスクな感じがして遠ざけている人もいるかと思います。ですが、実際に食べてみるととても美味しい食材です。
栄養成分をみると、豚足の熱量は、100gあたり230kcalです。気になる糖質は、なんと0gです。タンパク質が20.1g、脂質が16.8gです。豚足は、高タンパクで高脂質です。糖質制限食として素晴らしい。豚足自体は味がありませんので、酢味噌や唐辛子みそなどを付けて食べます。
少し気を付けないといけないのは、この酢味噌や唐辛子みそなどにある糖質成分です。豚足はいくつも食べるものではないので神経質になる必要はないかもしれません。ですが、これは豚足に限らず、食材に糖質が少なくても調味料に割と糖質が含まれている場合があるので、念のため確認するとよいです。
これが便利なのは、例えば、スーパーでパックされているものは、そのまま開封するだけで食べられるという点です。料理が苦手だったり、時間がないときにもすぐ食べられます。個人的には湯煎して温めて食べたほうが美味しいです。
豚足にはコラーゲンが含まれています。コラーゲンは繊維状のタンパク質です。コラーゲンは皮膚、骨や軟骨、腱などの構成成分です。体はタンパク質からできていますが、その30%はコラーゲンです。コラーゲンが不足すると体を作ることができません。コラーゲンが不足すると皮膚が劣化したり、骨粗鬆症や関節炎などの様々な病気などが起こります。
血管もコラーゲンで作られます。コラーゲンが足らなければ、丈夫な血管が作られなくなります。その際、コラーゲンだけではなく、ビタミンCも必要になるので、ビタミンC不足でも、きちんとした血管ができにくくなります。その結果、脆い血管となります。血管形成障害となれば、歯茎や皮膚などから出血しやすくなります。
コラーゲンは細胞と細胞の間をきっちり埋め、強固な組織を作ります。美容分野で何かと話題になるコラーゲンですが、実は肌や皮膚だけでなく、全身の病気と関わりがあるわけです。
話はそれましたが、糖質制限をしている人は、まずは食わず嫌いをせずに手軽な糖質オフ食材としてまずは試してみてはいかがでしょうか。
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