熊本県の阿蘇神社に行ってきた。先に北宮の国造神社に行き、その後に阿蘇神社を参拝しました。ここは、2016年の熊本地震の被害を受け、楼門や拝殿が倒壊しました。完全復興には10年かかると言われており、訪れた当時も当然の事ながら、復旧中でした。それにも関わらず、参拝客が多くて、地元の人々にはとても慕われた神社であることが伺いしれます。
仮の参拝所ができており、参拝自体はできます。境内には、地震で倒壊した時の写真などもあり、地震の大きさを物語る写真を見て、相当な被害だっと改めて思います。桜門は素屋根(すやね)と呼ばれる覆いですっぽりと隠れていました。素屋根の外観、正面の壁面には桜門の写真がおそらく原寸大で表示されており、その大きさから、実物は相当迫力があると思う。清水建設やるね。実際に、桜門は九州最大規模をほこり、日本三大楼門の一つだそうです。約18mの高さは、間近で見るとかなり大きいと想像してみる。復旧して完成したら、その実物を見に行きたい。
阿蘇神社は、全国に約500社ある阿蘇神社の総本社です。神武天皇の孫である健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ12柱の神が祀られています。建物の規模や阿蘇神社の境内の敷地の広さなどをみると、この地一帯は相当栄えていたのだろうといった気がします。参道は全国でも珍しい横参道。南北に伸びる参道の北側には、国造神社。南側には、阿蘇山が位置しています。つまり、これは阿蘇山を御神体とする参道かと思わざるを得ません。阿蘇門前町商店街にはお店が立ち並び、結構賑やかでした。
コロナ感染症対策中ということで、阿蘇神社の御朱印は、あらかじめ書いてあったものをもらう形でした。初穂料は500円。日付は書いてあったのでよかった。とにかく早く復旧されるのを願うばかりです。
国造神社から阿蘇神社に向かう途中、当日雲が多かったのですが、阿蘇の山々を雲が取り囲み、そこから太陽の光が流れる光のカーテンがとても見事で美しかった。自然が作る美しさに人間はただ感動する以外、何もできません。今回、熊本にいってその広さと自然の豊かな感じは本当に素晴らしかったです。都会では絶対に味わえないこの自然の凄さは、自分で身をもって体感することでしか感じることはできないと思います。写真や映像、インターネットなどを利用して家でそれらを見るのとは全く別物であることが、この広大の大地に立ってみてわかります。
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