バターコーヒー

butter coffee

バターコーヒーとは、バターとMCTオイルをブラックコーヒーに入れたものです。バターコーヒーダイエットとして、すでに色々な方々が実践しています。10kgの減量に成功したとか、持久力がアップしたとか、バターコーヒーのさまざまな効果を実際に体験されています。ダイエットとは単なる痩せることを意味するのではなく、本来は食事療法のことを指します。バターコーヒーダイエットとは、例えば、朝食をとる代わりにバターコーヒーを飲むといった食事の取り方を言います。

私自身も2年位前からバターコーヒーを飲み始め、現在もよく飲みます。単なる痩せる目的というより、健康的な体作りと実際にどれくらい効果があるのか、自分の身体で調べたかったのです。私の場合は、バターコーヒーを単独で始めたのではありません。まず、糖質制限に出会い、その延長線上というか、時期がどちらが先かは覚えていませんが、糖質制限とのセットであったように思います。

バターコーヒーの作り方の基本は、グラスフェッドバターとMCTオイルをブラックコーヒーに入れて飲みます。人によって色々とアレンジがあるようです。グラスフェッドバターとは牧草のみで育てられた牛から作られたバターです。MCTオイルとは中鎖脂肪酸100%のオイルです。

グラスフェッドバター

私の作り方ですが、まず、熱々のブラックコーヒーをカップに注ぎます。そして、グラスフェッドバターを10gほど入れます。グラスフェッドバターは少々お高いですが、まろやかでとても美味しいです。

もしバターを使わない場合は、ギーでも代用できます。バターもギーも原料は、同じく生乳です。バターは生乳から脂肪成分を取り出したものです。生乳から作られる生クリームを攪拌して固めたものです。バターには脂肪成分以外にもたんぱく質や水分を若干含んでいます。それらを分離し、純粋に脂肪成分だけにしたのがギーです。

ギーは、バターに比べて酸化しづらく、ビタミンAやビタミンEなどが豊富です。また、バターより中鎖脂肪酸が多く含まれているため、バターに比べ脂肪燃焼効果があると言われています。バターコーヒーを作る際には、好みに応じて、選択されれば良いかと思います。

バターが溶けたら生クリームを入れます。生クリームはなくてもいいのですが、脂肪分の多いことと生クリームを入れることでクリーミーな感じが個人的に好きだから入れています。クリーミーな感じが苦手な方はなくてもいいと思います。

入れている生クリームは、砂谷の生クリーム。栄養成分表示を見ると、脂肪分47%です。この生クリームは最高です。タカナシや中沢の生クリームでも良いのですが、これはそのまま舐めてもとても美味しいです。

最後に、MCTオイルを小さじ1杯程度入れます。

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あとはこれをよくかき混ぜます。攪拌をしたら、分離していたオイルがミセル化して、吸収されやすくなります。

バターコーヒーの効果は凄まじいです。一つは、何と言ってもお腹の持ちがいいです。糖質制限をして、タンパク質をとってもお腹が空くときは空きます。そんなときに、バターコーヒーを一緒に取っていると食べたいという欲求が随分減ります。そして、二つ目は快便です。朝、排便をするときに中身のつまった排泄物がとても滑らかに、するっと出て行きます。便の表面がカサカサな感じではなく、何か膜が張ったような感じです。もちろん、食事の内容によっても変わるのでいつも同じという訳には行きませんが、快便や快便に近いです。

家だけでなく、外でバターコーヒーを飲みたくなったときは、ファミリーマートのバターコーヒーを買います。これもなかなかいい味です。けれど、糖質制限をしていなかったり、バターコーヒーというものに慣れていない方は、単にまずいコーヒーだと感じるみたいです。

ファミリーマートのバターコーヒー

また、バターコーヒーを専門に売っているお店もあります。最強のバターコーヒー 代々木店というお店ではテイクアウト専門でバターコーヒーを販売しています。何度か行ったことがあり、味もなかな美味しかったです。とても細かい泡立ちが素敵です。口当たりもよいです。ただ店舗が少ないのでもっと近くにあればと思います。

最強のバターコーヒー代々木店
本当に最強。

とはいえ、外ではなかなかバターコーヒーを飲めるとは言い難いし、自分好みのバターコーヒーが手に入るわけではないので、一番はやはり自分で作ること。これに尽きると思います。糖質制限食に関しても、外食ではなかなか糖質オフのメニューが食べられないのと同じです。

また、バターコーヒーは単独でやってもあまり効果がないように自分の体験を通じて感じます。やはり、糖質制限と組み合わせて効果を発揮するに思います。バターコーヒーに着目している時点ですでに体や健康に関してとても関心が高いと思いますので、もしかしたら食事内容とセットで試しているかもしれません。もしそうでなければ、バターコーヒー単独ではなく、ご自身でいろいろとアレンジしていくとよいと思います。

初めてバターコーヒーを自宅で作りたいと思っている方は、宗田哲男先生監修の「ケトン体でやせる!バターコーヒーダイエット」がとてもわかりやすくて参考になります。バターコーヒーの作り方はもちろん、バターコーヒーを食事に取り入れることでできる痩せる仕組みなど、有益な情報がたくさんあります。

ケトン体でやせる!バターコーヒーダイエット